入院して手術することが決まり
自分の病気が見えてきたと同時に
私は死ぬの?
入院する前にやっておくべきことは何?
私がいなくなっても夫が困らないように
片づけをする?玄米ごはんの炊き方を書く?
この弱った身体でできるかな~?遺言を書こうかな~?・・・
と不安だらけで
出口が見えない真っ暗な渦の中に入ってしまったようだった。
ネガティブなことばかりが波のように
次から次へと襲ってきて、
ひたすら涙が出ていた!
腹水でお腹が妊婦さんのように大きく張ってしまい
水で内臓が圧迫されているようで
一日にスプーン2杯ほどのお粥を食べるのが精一杯!
そして
胸水もたまって
呼吸するのも苦しかった!
6月20日(月) お腹が腹水でパンパンに張っていた!
肋骨周りの筋肉が伸縮できない感じで
呼吸は浅くしかできず、とても辛かった!
イッキュウさん(友人であり身体のセラピストの師匠)がうちに来てくれて
「今の状態でも身体に負担なくできることを探しましょう。
やれることは必ずあります。」と身体の様子を見てくれた。
「ルミさんは今、体力があまりないので疲れないように
短時間で終わるようにしましょうね」と
まずは背中に
枇杷の葉ヨモギ温灸をしてくれた。
*ビワの葉よもぎ温灸については
このブログのカテゴリー「気持ちいい自然療法の引出し」
の中で紹介しています。
カチカチに強張って冷えていた背中が
じわじわ~っと温まって少しずつ緩んできた!
お腹が大きく張っていて、うつぶせになれなかったので
座椅子に横によりかかって温灸を受けたら楽だった。
温灸の後に一休みしてから
浮腫んでいた腿をトリートメントしてくれた。
イッキュウさんは
本来、足全体をトリートメントしたいところだったけど
受ける私の体力を考えて腿だけにアプローチした。
*体力がなかったり病気中のトリートメントは
効果を上げるであろう場所と方法を考えて
短時間で行うようにしないと
受ける本人が疲労して弱ってしまう!・・・とても大事なこと
腿のトリートメントが終わると
とても苦しかった呼吸が深くなった!
「は~~~、イッキュウさん、息をたくさん吐けるし、たくさん吸えますよ!」
「頭がすっきりして、目も良く見えてきました!」
「手足もあったかくなってきました!」
足があたたまって、尿が多く出てくれたので、
ミネラルウォーターをたっぷり飲めた!
ガンと診断されて強烈なストレスを受けた上に
身体が日に日に弱ってきて
その恐怖を身体は防御しようとして
固まってしまったんだな~と感じた。
そして内臓までが動き出したようで
ギュルギュル~っという音がした!
腹水でパンパンだったお腹は
パコっという音がしたので
触ってみると張りが少し小さくなっていた!!
この日は気持ちよく呼吸しながら、ぐっすり眠れた!
イッキュウさん、ありがとうございます。
腹水と胸水がお腹の中に溜まったのは
ガンによる症状のようだけど
弱っている身体をこうやって手あてすることで
改善することがあるっていうことは
今後、私の身体に起こってくる症状も含めて
全てがガンの進行と共に悪化するばかりではなくて
ガンの症状に重なって着いてきているものとして
手あてで改善できるものは手あてして
本来のガンを余計な症状で重くしないようにすることが
治るために重要なんだと感じた。
イッキュウさんは
「その時、その時で、やれることをいっしょに考えてやりましょう」
と言ってくれた。
沈んでいた気力が上がった!うれしかった~。
この瞬間に免疫力もググっと上がったように感じた。
*背中を枇杷の葉温灸したことで強張りが緩んでくれて
少し深い呼吸ができるようになったのでぐっすり眠れた!
(背中と呼吸の関係)
*腿の内側と外側をトリートメントすることで腹水が減った実感あり!尿がたっぷり出た!
(腿と腹水の関係)
*セラピストの「やれることは必ずあります」という言葉は気力を上げた!
(言葉は心と身体のエネルギーになる)